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再開レッスン備忘録。


by frenchsuite

ハノン♪

今日の日経の夕刊の「あすへの話題」というコーナーに、作曲家、林光氏の「ピアノを弾く指」という投稿が載っていました。



■林氏は駆け出しの頃、作曲の仕事では食べていけないためピアノを弾いて生計がを立てていたそうです。そして子供時代のピアノのレッスン通いの思い出は、楽しかったとはいえず、その原因には、先生のレッスン室が暗くて、冬はとっても寒かったこと、先生の家までの遠い道のりを重たい楽譜鞄をぶら下げて徒歩で通ったこと、等々、レッスン環境に起因するもののようなのですが、どうやらハノンもその原因の1つで

■「もともと強さのちがう五本(両手を合わせれば十本の)指を、同じように強くキィを叩けるように改造する目的の、無味乾燥な練習曲。」と林氏は書いてらっしゃいます。

■ピアニストでエッセイストの青柳いずみさんの引用として、「強さの違う五本の指を、ちがうままに生かしながら弾く、ということを考えだしたのがショパンで、その弾き方は大きな流れとなって今日に及んでいうるのだそうだ。」そう。

■林氏は、当時、そのこと知っていたら、先生に反抗してやったのに、なんて書いてるんですけど、ふーむ、ま、林氏は知らないけど、そーはいかないでしょう、たぶん。

■私が思うに、ショパンの薬指も小指も、ふつーの人の右手の人差し指や中指くらいに強靭で、でもって、神経がビビビッと通っていたのではないかしら?もちろん、その他の指はもーっと強力だったに違いない!

■私はやはり、ハノンの威力を感じています。ピアノを止めてからほぼ30年ぶりに指レンを始めたわけですが、やっぱり極端にヘナヘナした指が混じっているとぜーったいに上手くは弾けない。曲で練習すればよい、という考えもあるようですが、うーん、どなんだろう、やっぱり基礎レンとして取り入れた方が早道のような気がするなあ。

■それに私の場合、ハノンは全然、つまらなくない!唯一、悩まずに練習に取り組める本だもの。はは

■ハノンの練習の成果は、既に徐々に出始めておりますが、なにしろ中断していた期間が長いわけですから、1年後、2年後にドドドーーン、トッカーン!とその成果が表れるのではないかと期待しております。

■愛の夢の主旋律と内声のコントロールも、サクサクさらり、とできちゃったりするようになるんじゃないかと。そう考えると、ほんと楽しみだわー。なはは
by frenchsuite | 2008-07-04 22:30 | 雑記